魅力的な求人とは|魅力の種類と訴求ポイントの考え方

中途採用で人材を募集する際、求人の魅力について考えていますか?
求人したが応募が来ない、ターゲット以外からの応募は来るがターゲットからの応募がない、全ての求人で同じ魅力情報を使いまわしている、という場合は、求人の魅力が上手く訴求できていない可能性があります。

今回は、求人の魅力について、魅力の種類や訴求ポイントの考え方を解説します。

目次

求人の魅力は、会社で共通ではない

求人の魅力とは、応募してもらいたいターゲット層の求職者に、応募したいという気持ちを起こさせる要素です。
同じ会社であっても求人ごとにターゲットは異なるため、求人の魅力は求人ごとに異なるものになります。
会社で共通的に言える魅力もあるかもしれませんが、「魅力は求人ごとに違う」というのを念頭に置き、ターゲット層の求職者目線で考える必要があります。
そのため、魅力として訴求するポイントは、ターゲット設定→ペルソナ設定の後に考える流れです。

魅力の種類|動機づけ要因と衛生要因

求人の魅力として訴求するポイントを考える際に、「ハーズバーグの二要因理論」が参考になります。
アメリカの臨床心理学者である、フレデリック・ハーズバーグが提唱した職務満足および職務不満足を引き起こす要因に関する理論です。

ハーズバーグの二要因理論

衛生要因 : 不足すると不満足を引き起こす要素(働きやすさの要素)

動機づけ要因 : 満たされると満足感を得る要素 (やりがいの要素)

ハーズバーグの二要因理論(衛生要因/動機づけ要因)

何があると仕事の満足度が高まり、何がないと不満に感じるのかという要因は、仕事を選ぶ転職の場面でも当てはまります。以下では、具体例を用いながら、魅力の種類をまとめていきます。

衛生要因|働きやすさの要素

衛生要因は、不足すると不満を引き起こす要素で、許容ライン以上かどうかという視点で見られるものです。
許容できる範囲内かは気になるため情報はある方が良いですが、強くアピールするというより、実態を率直に伝える程度の意識で伝えるのが良いです。
衛生要因には、「上司や同僚との関係」もありますが、これは人間関係や相性に関する項目なので、面接の中で双方にすり合わせを行うポイントです。
求人の魅力訴求としては、「制度・勤務条件・給与」について記載例をご紹介します。

「衛生要因」の記載例

・ 休日休暇:完全週休二日制(土日祝)、年間休日126日など
・ 有休取得:初年度付与日数、有休消化率など
・ 残業時間:月30時間程度(繁忙期1~3月は45時間程度)
  └ 固定残業代制(40時間分)、超過した場合は別途支給
・ 勤務地:本社(転勤の可能性あり)
  └ バックオフィス系は本社に集約しており、転勤可能性は低いです。
・ 年収:500〜750万
  └ 評価により決定。500〜650万(リーダー)、650〜750万(マネジャー)
・ 賞与:年間3.0ヶ月程度(昨年実績3.5ヶ月)※業績好調と伝わる

動機づけ要因|やりがいの要素

動機づけ要因は、満たされると満足感を得られる要素です。
ターゲット層が求めること、転職で叶えたいことを想像し、魅力として伝えられることを全力で探し訴求していきましょう。
仕事内容について、「○○業務全般をお任せします」だけでは、何も伝わりません。
ミッションは何か、具体的に何をやるのか、どんな役割なのか、何で評価されるのかなど具体的に記載しつつ、「だからうちに転職するとこんなメリットがある」と伝わるように意識しましょう。

「動機づけ要因」の記載例

<仕事内容の面白み>
産業用ロボットのソリューション営業をお任せします。当社の扱うロボットは、人の腕のように動く6軸ロボット。ハンドツールとの組み合わせで多様な用途に対応できます。そのため、カタログを広げて売れるようなものではなく、顧客のニーズや課題を聞き、自社のロボットや周辺装置、ハンドツールなどを組み合わせ、顧客の課題ごとにソリューションとして提案していく面白みがあります。

<目標やミッションの達成>
ミッションは、デジタルマーケティングの立ち上げです。これまでデジタルマーケティングに強い担当がおらず、営業組織内で試行錯誤取り組んでいた状態です。コロナの影響で展示会などのイベントがなくなり、オフラインでの顧客獲得に限界があるため、会社のデジタルマーケによる顧客獲得に注力していきます。社長直下の組織でほぼゼロの状態からの立ち上げをお任せできる方を求めています。

訴求ポイントの考え方

訴求ポイントを考える際は、以下の2点を意識してみてください。

求職者目線で転職理由から考える

魅力を伝える対象は、求人のターゲットとなる求職者です。
求職者が魅力に感じて初めて、求人に応募するという判断になります。
そのため、魅力を考える際は、誰がターゲットなのか、そのターゲットはどんな転職理由で転職したいと考えているのか、できる限り具体的に想定することが大事です。
そうすることで、魅力がターゲットに刺さる確率が上がり、有効なターゲットからの応募を増やせます。

衛生要因だけではなく、動機づけ要因を訴求する

求職者の中には、現職の残業が多すぎる、休みが取りづらいなどの不満が一番の理由という方もいますが、よくよく確認してみると、「今が月100時間程度と多すぎるので、月40時間くらいであれば問題ない」「土日も出勤しなければならなくなることが多く、土日休めたら嬉しい」など許容ラインは人それぞれです。逆に、求人の魅力として、残業が少ない、休みやすいの2点のみを訴求する場合は、残業が少ないから応募したい、休みやすいから応募したいなど、働きやすさを重視する求職者の応募が集まりやすくなります。


求人は、何を魅力として訴求するかで、応募者の質も変わります。
どんな人に魅力に感じ応募してもらいたいのか、ターゲットから逆算した魅力を訴求するように意識しましょう。

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